WMコース菊野先生がスイス独立時計師協会の正会員となりました!

時計製作研究生を担当する菊野先生は4月25日バーゼルで開催されたスイス独立時計師協会(AHCI – Académie Horlogère des Créateurs Indépendants)総会に於いてAHCIの正会員となりました。

AHCIメンバーは現在34人、フィリップ・デュフォー、トーマス・プレシャー、アントワ―ヌ・プレジウソ、ヴィンセント・カラブレーゼ、カリ・ヴティライネン、F・P・ジュルヌといった錚々たる時計師がメンバーの団体です。AHCIが正式略称ですが、通称アカデミーと呼ばれ、大メーカーに属さず創作的な時計を作り高い技術力を持った時計師たちの団体です。

 

この正式メンバーになるにはまず2名の協会メンバーの推薦を受けて、時計をバーゼル・フェアのような世界的な見本市のAHCIブースで発表します。そして他のメンバーより問題提起がなされなければ、キャンディティー(準会員)として、認定されます。

さらに翌年より2回(最低3年間)新作を発表し、AHCI総会にて、出席者全員の賛成をもって正会員として認められます。菊野先生は2011年に不定時法腕時計(和時計)で準会員となり、2012年にトゥールビヨン腕時計、2013年にオートマタ・アワーリピーターを発表し、正会員となりました。3回に渡り、新作の独創性及び技術力を他のメンバーから評価されるのは大変なことですが、それを乗り切った菊野先生は他のメンバーからも高く評価されていました。

 

会場での菊野昌宏先生

 

 

今年の新作は和テイストのオートマタ・アワーリピーター腕時計“ORIZURU”です。右上のボタンを押すと折り鶴が羽をはばたかせ、お椀の中を回ります。午前は1/4回転、午後は半回転し、その時の時刻をハンマーがお椀をたたく音で知らせます。例えば午後10時であれば、折り鶴が半回転し、チンチンチン・・・と10回鳴ります。

もうひとつこの時計はデュアルタイム機能も持っています。お椀の音と右下の針表示を同調することはできますが、2つの時間を別々に表すこともできます。針表示で日本の時間を音でニューヨークの時間を知ることもできます。

ケース上面は木目金を使用し、木目を水紋に見立て、水面に浮かぶ鳥を表しました。ケース縁は黒着色処理をしたアルマイトを使用しています。