シューメーカーコース1年リーガル見学報告

8/6、シューメーカーコース1年生が靴の仕事の現場に触れるため、リーガルコーポレーション本社へ見学に行きました。この行事は靴を目指す学生にとっては大変貴重な経験でこれまで6月に実施していましたが、今年度はコロナ禍において、万全の感染防止対策をした上で、リーガル社のご協力のもと、なんとか実現できました。

リーガルと言えば日本を代表するブランドで、企画、デザイン、生産、販売の全てを行う靴の総合メーカー。そして日本で一番長い歴史のある靴の会社です。

まずは木型やパターンを制作する部屋を見学しました。ここでは新しい木型の開発や靴を作るための型紙を3Dキャドを使って制作をしています。従来は木型を制作するためには木を削って形を作り、型紙を制作するには木型にデザイン線を引いてナイフで切り出すといった、全て手作業での仕事でした。デジタル化することで木型の出力や型紙の修正を短時間で効率的に出来るようになりましたが、「手作業での基本を知らないと機械は使えない」との説明を受け、学生は学校で学んでいる手作業での靴作りの重要性を感じたようです。

続いて、工場での靴作りの工程を動画を使って、説明していただきました。下の写真は抜き型という刃型で革を裁断している様子。手製とは違う、機械生産ならではの工程やテクニック、またそこで働く人たちのスピード感を見ることができました。

次に、デザイナーを務める本校シューメーカーコース2期生の田川さんがデザイナーの仕事について説明して下さいました。田川さんはワンシーズンに100型程のデザインを描いているとのこと。実際にデザイン画や、展示会の資料を見せてもらい、リアルなデザイナーの仕事に触れることができました。

最後に、ビスポーク(オーダー靴)工房で型紙と縫製を担当する本校シューメーカーコース10期生の富さんがビスポークの仕事について説明して下さいました。ビスポークとはBe Spokenからきておりその名の通りお客様と会話をしながら足の形や使用目的に合わせて作っていくものです。お客様の足を採寸後、木型を削り、靴を制作、フィッティングを確かめて木型を修正、修正した木型で再度靴を作っていくそうです。丁寧に手間暇をかけて作られるビスポークシューズは1足30万円以上もしますが既製品には代えられない美しさと履き心地、職人のこだわりが詰まっていることを知りました。

この機会は1年生にとって仕事としての靴の現場を知り、よりリアルに将来の目標を考える良いきっかけとなりました。また活躍する卒業生の話を聞くことで、靴業界で働くことの魅力を感じることができ、大変有意義な学外研修となりました。この場をお借りして、ご協力いただきましたリーガルコーポレーションの皆さまに厚くお礼申し上げます。

今回学んだことを生かして、皆んなで一緒に頑張って行きましょう!

SH Yasui / Nagao