TCD1年生合同講評会

1年生のデザイン授業最終日は、14日間に渡って進めてきた課題「エアロダイナミクスデザイン」の合同講評会となりました。リカンベントという仰向けに座って操縦する自転車のボディー形状をインダストリアルクレイでスケールの小さなモデルにして作成するという課題です。学生は、まずスピード感のある動物をモデルにしてクレイで第1のスケールモデルを作ります。その後、小型の風洞実験装置で空気抵抗を検証しながら、いかに空気抵抗の少ない、さらに美しい造形が作れるかを考え改良を重ねて第2、第3のスケールモデルを発展させていきます。最後に完成したモデルと造形プロセスを説明したプレゼンボードを作り課題を完成させます。

 

完成したスケールモデルとプレゼンボードはまず講師陣によって、「プロセスの良さや造形の最終仕上がり」「モチーフの特徴を活かしている造形」「ボードグラフィック」「細かいディティール等での工夫やこだわり」といった視点で評価され、講師同士の熱い議論によって慎重に優秀作品が選ばれます。

 

続いて学生による人気投票です。講師の選んだ優秀者以外で、意外な?作品が選ばれるのがこのシステムの面白いところです。違うクラスの作品をじっくり見られる機会なだけに、集中して観察する学生が見られます。

 

講師陣が選抜した作品と学生の投票によって選ばれた作品がずらりと並び、これからいよいよ講評会がはじまります。

 

選ばれた学生はモチーフに選んだ動物や造形のポイント、プロセス、苦労した点などを、緊張しながら発表します。

 

制作者の発表後、講師による熱い講評がはじまります。

 

講師はそれぞれの視点で選んだ理由、評価するポイント、これから意識すべきポイントなどを学生全員に向けて説明します。

 

こちらは学生の投票数が最も多かった2点。学生達にアピール出来た理由として、モデルの完成度だけでなく、共通してプレゼンボードがしっかり作り込まれている事が注目され、改めてプレゼン資料の大切さを感じる結果となりました。

今回の合同講評会は全体的に造形の良さが際立っていたのが印象的でした。学生にとっては、普段教わっていない講師の意見、デザイン以外の講師陣の評価、違うクラスの作品群など様々な角度から自分の作品を客観視できる機会が得られたのがよかったのではないでしょうか。2年生の授業でのさらなる成長が楽しみですね。

 

横溝