オメガブティック心斎橋研修とスウォッチグループジャパン(株)カスタマーサービス見学

大阪校WMコース1年生はオメガブティック心斎橋とスウォッチグループの西日本修理拠点となるカスタマーサービスの見学をさせていただきました。

 まず、お伺いしたのはオメガブティックの研修です。

ブティックの開店前に、時計のディスプレイ体験や販売研修、オメガのモデルに関するお話をしていただきました。

ディスプレイ研修では、実際の商品を使用し、美しく統一感のあるディスプレイの体験です。

ほとんどの学生は商品をディスプレイすることが初めてなので、緊張感のある顔でひとつひとつ丁寧に時計を並べ、ショーケースに収めた後に、それぞれ細やかなアドバイスを頂き魅せるディスプレイの大切さを学ぶことができました。

販売研修では、お客様対応の基本である挨拶と試着の体験です。

礼に始まる接客の中での言葉遣いや笑顔の大切さを体感し、試着ではお客様の腕に時計を付ける場面を想定しての体験を行い、さりげない気遣いや時計を通してのコミュニケーションを学びました。

オメガのモデルに関する話では、聞きやすい声のトーンやスピードでそれぞれのモデルの歴史やスペックなどをご説明いただいたことで、『この時計が欲しい。』と本当に思うような気持ちになります。

正確な知識と、どんな質問にも対応できるスキルは販売には欠かすことのできないものだと感じました。

オメガブティックに併設されている修理受付では、直接持ち込まれた時計に対して診断を行う技術者の方に話を聞きました。

適切な診断を行いその場で修理を行うか、カスタマーサービスに送るかを判断し、直接お客様とのコミュニケーションも必要となるとても重要な部署です。

オメガブティックの研修と見学を通して、オメガの魅力を最大限引出し、お客様に対して手に取りやすい雰囲気づくりや気遣いを見せていただき、接客の難しさと緊張感、お客様と触れ合う楽しさを学ぶことができました。

ブティックの皆様、貴重なお時間の中で研修をしていただきありがとうございました。

ブティック見学の後に向かったのは、スウォッチグループジャパン()カスタマーサービスです。こちらでは、お客様から預かった時計の修理をしています。

カスタマーサービスでは、入荷~見積もり~修理~配送まで全ての工程を行っています。

1本の時計修理を1人の技術者が行うのではなく見積もりや研磨、部品管理、クオリティーコントロール、アドミニストレーションなど各部署のプロフェッショナル全員が協力して修理が完了となります。

販売する時計とは違い、ユーザーから預かっている大切な時計は、世界に1本しかない時計です。

時計修理は、記念に購入した物や形見の品という思い入れの深い修理品も多く失敗の許されない正確な作業が求められ、各部署での責任を持った作業により高度な修理が行われていました。

まず、修理の始まりは見積もりです。時計の不具合を目視や手に伝わる感触から判断し、修理の内容や交換の必要な部品を決定します。

修理が始まると時計は外装部品と内装部品に分解されます。

分解された外装部品は研磨され、元の形を崩すことのないように慎重なキズ取り作業が行われていました。

時計の外装はステンレスやゴールド、プラチナなど多種の素材が使われているため、素材に合わせた力加減など磨きの極意を教えていただきました。

ムーブメントの修理では、メーカー独自の専用工具や最新設備を使用していて、すばらしい作業環境で、技術者の方の無駄のない動きや整理された作業机など最前線の現場の空気を肌で感じることができました。

最後に、学生に向けて時計業界で働く上でのアドバイスをいただきました。

仕事をする上で大切なことは技術力だけでなく、コミュニケーション力やチャレンジ精神、生産性意識など、とても印象に残るお話をしていただきました。

カスタマーサービスの見学を通して、ユーザーにとって大切な1本の時計は、受付から出荷まで各部署で責任と、チームワークそして高い意識が、より良いサービスにつながっていると感じました。

 

スウォッチグループの皆さま、貴重な時間をありがとうございました。

小林(KOBAYASHI)