高岡クラフトコンペティション2019 授賞式レポート

工芸都市高岡クラフトコンペティション2019にて、
INST特別研究生の野本 美咲さんが、グランプリを獲得しました。
9月21日には、富山県高岡市で授賞式が行われました。
今回はその様子をレポートします。

グランプリ作品:「sou」
野本 美咲
ネックレス|西ノ内紙

まずはクラフト展と講評会の様子から。

会場は富山県高岡市御旅屋セリオ。
今回のコンペの受賞者や入選者の作品による、「TAKAOKA CRAFT EXHIBITION」が開催されていました。
こちらの会場で審査員による作品講評会を行いました。

一般のお客様がいる中で、審査員に向けて改めて作品の説明をする野本さん。

審査会場に入った際に、まず目に留まったのがこの作品です。
白一色という潔さと清らかな佇まい、そして簡素ながらも確かで豊かな素材感にまず惹きつけられました。
よく見ると、このネックレスが両端を残してん中の部分だけを繊維方向に沿って細く縒った一枚の紙のみで
成り立っている事に気付き、驚きと共に興味が深まりました。
素材は、茨城県北部奥久慈にて那須楮を用いて手漉きされる「西ノ内紙」。
デザインは現代的でありつつも、どこか土着的な気配も感じられます。
産地の職人が受け継ぐ伝統的な技術と、出品者の同時代的な感性との「抱擁」がこの作品の魅力の源なのではないでしょうか。
これ以上要素を削ぎ落とす余地の無い純度の高さは、今回の応募作品の中でも群を抜いていました。

審査員評 / 小林 和人氏(ラウンダバウト・アウトバウンド オーナー)
http://roundabout.to/news/

作品説明後、4名の審査員の方たちからコメントをいただきました。

講評後に作品を見学する一般のお客様たち。

授賞式の様子。
高岡市長から目録を受け取りました。

以下、野本さんのコメント:
この度、このような栄誉ある賞をいただくことができました。
私に紙糸の伝統的な技術を教えてくださった職人の方に、受賞をお伝えしたところ、
とっても喜んでくださり、本当に嬉しかったです。
この作品を制作するにあたり協力してくださった茨城県の「紙のさと」の職人さん、
アドバイスをくださった先生方、そしていつも近くで見守り支えてくれた家族、友人に感謝いたします。
今後も、西ノ内紙を使った作品を生み出していきたいと思います。
ありがとうございました。

改めまして、野本さんグランプリおめでとうございました!

齋藤(tagaya)