Metal Craft Exhibition 2013 report

7/2~7/6までギャラリー5610で開催いたしましたMC3年生のグループ展、
Metal Craft Exhibition 2013の展示をご紹介いたします。

今回の展示作品のテーマを「Mass」としました。
「Mass」とは大量にあるという意味です。
それをジュエリーにして表現するには、コストやスピードも考えて制作しなければなりません。
結果的にとても勉強になり、ここ数年取り組んでいるテーマでもあります。

それでは、いくつかの作品をご紹介したいと思います。

 

 

 

水野翔太くんの作品でタイトルは「根」です。
その名のとうり根をモチーフにした指の間に挟むリングで、
普段は見えない根に着目し、massを表現しています。
素材はアルミでアルマイト着色を自分で施し、カラフルな作品になっています。
根は地味なイメージですが、カラフルな表現の対比が成功しています。
展示での影もmassを表現するのに効果的でした。

 

 

 

小峰沙紀さんの作品でタイトルは「百人百様」です。
様々な人々の思考をmassととらえ、それを豆に例えて表現しています。
まめまきの時に豆がコロコロと転がっていく様子をブローチピンの部分に
表現しているところに、独自の視点があり面白い作品です。

 

 

 

山本恵理さんの作品でタイトルは「鳥襷(とりだすき))です。
日本の伝統的な文様にも使われる千鳥でmassを表現しようと
試みています。布目象嵌という技法で、その技法そのものがmassとも
言える、とても時間のかかる作業です。
作品の完成度が高く、多くの方に高く評価していただきました。

それぞれの感性で「mass」を表現し、もう一歩テーマに迫ることができない
作品もありましたが、学生それぞれのエネルギーを感じさせる作品展示が
できたように思います。
このグループ展での経験が彼らの卒業制作に良い影響がでるよう期待しています。

お忙し中お越しいただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。

メタルクラフトコース
築舘儀憲