HIKO×リーガルコーポレーション【SHF1学外研修報告】

先日、シューメーカーコース1年生が、日本で一番長い歴史のある靴企業「リーガルコーポレーション」本社に見学に行きました。
目的は靴の歴史と靴の仕事の現場に触れること。
まずはリーガルの新潟工場のビデオで現場の仕事をご紹介いただきました。

下の写真は革を伸ばして念入りに傷がないかをチェックをしている様子。

次に、デザイナーを務める本校シューメーカーコース2期生の田川さんがデザイナーの仕事について説明して下さいました。
デザイナーの仕事はデザイン画を描くだけでなく前年の売り上げや状況を見て企画を立案するところから、トレンドのリサーチやメーカーさんへの依頼、修正など仕事は多岐に渡るそうです。
その中でトレンドリサーチとして様々な展示会で集めた素材やトレンド資料を学生たちに見せてくださいました。
婦人靴は特に流行に敏感であるため、田川さんは情報集めのために海外にも多く行かれているそうです。
デザイナーを目指す学生は特に、色々なものを見て多くの情報をインプットしていくこと、目を養っていくことが重要だと感じたようです。

次に木型やパターンを制作する部屋を見学。木型のサンプルは3Dプリンターで作られているそうで業界内でも新しい試みを実践されています。
本来は木型を削る、パテ(樹脂)を盛るなどをして形の調整を行いますが、ここではデータ上で形を調節、そして3Dプリンタで出力しているためスピーディにサンプル木型を制作することができます。
初めて見るテクノロジーに学生たちは興味津々でした。

次に、資料館を見学。
約25,000冊もの靴関連書籍、国内外から収集した膨大な量の靴、リーガルの広告やノベルティなどのアーカイブスが資料館に所狭しと展示されており、靴好きにはまさに夢のような空間です。

次に、ビスポーク(オーダー靴)工房で型紙と縫製を担当する本校シューメーカーコース10期生の富さんがビスポークの仕事について説明して下さいました。
ビスポークとはBe Spokeからきておりその名の通りお客様と会話をしながら足の形や使用目的に合わせて作っていくものです。
注文からお渡しまで半年ほどかかるとのこと。
工房には仮履(フィッテイングを見るための仮履)が置いてあり見せてもらいましたが、本番さながら丁寧に美しく作られていました。
たとえ使われない靴であっても、そういった作り手の強いこだわりや、妥協を許さない熱い想いが良い靴を作るのだと感じました。

今回の見学を通してリーガル社の靴作りに対する強いこだわりやクラフトマンシップと、高品質な靴づくりを維持するために新しい技術を取り入れる柔軟さが、創業から現在まで日本の靴業界を牽引し大きな人気と信頼を勝ち取っているということが分かりました。

学生たちにとって実際に現場で働く卒業生の話を聞き、将来への目標や靴業界で働くことの魅力を感じることができ、大変有意義な学外研修となりました。

SH安井(tagaya)