OSAKA 2019.2.14
2019年2月8日(金)大阪校1階ギャラリー&ラボdripにて、ファッションデザイナー兼クリエイティブデザイナーとして活躍されているヒガシテッペイさんのセミナーが行われました。
ヒガシさんはメンズ、ウィメンズのレディトゥウェアを展開する「RBTXCO」を2009年に設立。メイドインジャパンにこだわった、オリジナルのファブリックから幻想的でポップなジャンルレススタイルを提案し、子供服やレッグウエアなど様々なプロダクトを同時並行で運営されています。近年では綿花(コットン)の栽培を通じて、産地直送の生地を生産者から直接購入できる企画や綿花栽培ワークショップなど「服育」を推進するイベントなども行ない、ファッションデザイナーとしての枠組みを超えたクリエーションを行なっています。
セミナーは本校の村瀬熱紀シニアコースディレクターとのトークセッション形式で行われました。テーマは「ファッションデザインを通じたクリエーションの現場」「クリエーターのいままでの役割と、これからの役割」。
ブランドが現在に至るまでの経緯から始まり、トレンドカラーからファッションの流行が生まれるまでの流れ、洋服が店頭に並ぶまでの動き、また商品の価格のつけ方なども詳しくお話しくださいました。
特に印象に残ったのはクリエーションの考え方。役割として分けないことが新しいモノや繋がりを産むということ。栽培した綿から洋服が産まれファッションとなるように農業とファッションは分かれているようで、繋がっているというお言葉が印象的でした。
ジュエリーもジュエリーとしての役割にとらわれず様々なものと繋がり、関わっていくことが重要だということに気づかされたセミナーでした。
そのほか、将来必要となる学生時代に必要な行動や考え方を、ランキング形式で楽しくお話いただいたりなど、これからもモノ作りを続けていく学生にとっては、作品制作や学校での過ごし方、向き合い方の大きなヒントになったことと思います。