サイクルモード2018 報告 Vol.2 ジュニア用競技自転車編

前回に引き続いて、サイクルモード2018に出展した作品紹介Vol.2をお送りします!

2つめは「ジュニア用競技自転車」。

 

2020 TOKYOオリンピックが近づいていることもあり、スポーツに目を向けている子供たちが増加している傾向があるそうです。自転車競技もその1つです。

バンク走行の競技に出場するために、競技場で練習をするジュニア向けクラブがあります。年齢の低い子は小学生低学年。将来有望ですね。

実際に競技場を見学し、担当者と話をすると1つ問題が見えてきました。

「小学生が練習するために適した専用の自転車フレームがない」ということです。

大きめのフレームに頑張って乗車している現状があるのです。

自転車で最高のパフォーマンスを出すためにはベストなサイジングが必要不可欠、と指導している本校としては、やはりぴったりサイズのフレームに乗ってもらいたい。とその時に感じました。

そして、日本サイクルスポーツセンター様(以下CSC)と相談をし、ジュニア向け競技車両を開発することになりました。

対象は小学生低学年〜高学年の選手の卵たち。完成した車両はCSC様に納品して実際に使用してもらうプロジェクトです。

 

制作前に現場へ出向き、バンク走行を体験することからスタート。

傾斜角やスピード感などを体感し、図面に生かしていきます。

 

大学生の選手の練習も見学。そのパワーに圧倒されます。

実際に小学生たちが乗っている車両をリサーチし、問題点を洗い出していきます。

今野講師がジオメトリーについての講義を実施。

図面はPCを使って作成。CADデータに仕立てていきます。

パイプの選定が完了したらフレーム制作を丁寧に進めていきます。

パーツもジュニア向けの小型のものを1からセレクト。組み付けも慎重に、、、。

サイクルモード当日は競技用バンクに見立てた展示ブースを制作。迫力があり、好評でした!

傾斜角度は45度。これは修善寺にあるベロドロームの角度と全く同じ角度です。

特別仕様車ということで、TCDとCSC様のコラボにちなんだオリジナルマークを添付!

これから検品を行い、来年初頭には現地に納品予定です。

子供達が走行してくれるのが今から楽しみです。乗りこなしてくれるかな、、、?

お客様がいることによって生まれる緊張感や責任感は、作り手にとって大切な要素です。思いを込めたこの自転車が、誰かの役に立つことを願っています!

社会やヒトの貢献を目指して、これからも自転車作りに励んでいきます!

 

Masao Takahashi