サイクルモード2018 報告 Vol.1 宇宙探査用車両編

11月9日(金)〜11日(日)に実施された自転車展示会「CYCLE MODE 2018」に出展しました。

今年は2つのテーマで自転車を発表。それぞれページを分けてご報告します!

まず1つめは「宇宙探査用車両」から。

 

エンジン非搭載で自走できるシンプルな乗り物「自転車」は宇宙業界でも注目されています。

NASAが「Human Exploration Rover Challenge」と題して宇宙用自転車(バギー)コンテストを企画しています。アメリカで毎年実施されている知る人ぞ知るイベントです。

このコンテストは、非常に厳しい規定をクリアした車両でレースを行います。レース会場はアラバマ州のNASA施設内。月に模したオフロードを走行しタイムを競います。

各国の有名大学がチームになって参加していて、日本からは未だ出場されていません。

このレースにエントリーできる車両を作ることを目標にプロジェクトが始まりました。

今回のプロジェクトで大きな力をくださったのはアメリカ屈指の美術大学 ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで教鞭をとっている マイケル・ライ教授です。ライ教授はNASAのコンテストに出場経験があり、メカニカルな知識も豊富。今回のプロジェクトのためにわざわざ来日して指導してくださいました。

授業の最初は「環境を知る」ことからスタート。

ライ教授がセレクトした駿河湾の砂浜やマウンテンコースを自転車で走行し、その走行の難しさを体験。

オフロードに適した構造や規定条件をクリアにすべくミーティングを重ねてきました。

ホイールやサドルは既製品を使うのがNG。一から製作していきます。

駆動部品も全てオリジナルで切削加工。精密さが求められます。

スペースシャトルに収納できるサイズとして5フィート(約152cm)四方のサイズに折りたためる機構にする必要もあります。

 

試行錯誤を繰り返し、血と涙の結晶とも呼べるTCDオリジナルのバギーが完成しました!!!

カッコイイですね!!

タイヤも既製品NGのため、アウトドアシューズのソールをアレンジして使用。グッドアイデアですね。

2人乗りで背中合わせ走行。後ろ乗車側は、ペダルを逆回転させることで走行できます。

サイクルモード当日は作者である学生が接客対応致しました。

チームメンバー。本当によく頑張りました!

宇宙はもはや未来ではなく、現実課題としてニュースでも取り上げられる時代です。

東京サイクルデザイン専門学校では常に時代に目を向けて課題に取り組んで参ります!

 

Masao Takahashi