SHM3 産学協同プロジェクト with デサント・ジャパン

シューメーカーマスターコース3年生が産学協同プロジェクト、最終プレゼンテーションを行いました。昨年に続き、日本が誇るスポーツメーカーデサントジャパン様との連携課題です。

2ヶ月に渡るプロジェクトでは、企業から降り出されたテーマ「ホノルルマラソンを快適に走ることのできるランニングシューズ」を基に、リサーチを始めます。

過去の参加者リサーチからシューズを提案するターゲットを絞り、ライフスタイルから潜在欲求や問題点などを導きだし、コンセプト立案へと展開していきます。コンセプトから問題解決案をデザインへと繋げていき、それを自らの身体で体感実験し検証していく作業が重要なポイントです。学生達は2度3度と靴を作っては自分で試してデザインが機能しているのかを確認します。

 

幾度かの実験と検証を重ね最終モックアップを作り、最後には企業様に向けてのプレゼンテーションです。各チームが「何をコンセプトに誰に対して何を提案するのか。」それを伝える事が大切であり、この産学協同の醍醐味です。

今年もデサントジャパン社屋のホールに会場を用意していただき、デサントジャパンの社員の方々に学生のプレゼンを聞いていただきました。実際に商品を作る企業の視点で、学生の作ったプロジェクトはありなのか無しなのか、シビアな意見を戴きました。

 

舞台上でのプレゼンテーションの後には、作品と実験検証をしたモックアップを展示し、デサント社員の方々にもじっくりと見ていただきました。

 

昨年から2年連続で会場にお越しいただき、学生の作品を熱心にご覧いただいた社員の方もいらっしゃいました。また、学生も舞台上だけでなく、作品の前で自分たちの実験結果やデザイン・機能の説明を何度もし、様々な部署の社員の方々からフィードバックを頂くこともできました。審査員の中には、実際に今年ホノルルマラソンに出場予定の女性社員の方もいらっしゃり、学生作品を履いて機能を確かめて頂くシーンもありました。

 

最後には5名の方々に審査いただき、優秀賞として表彰の上、DESCENTE社×Moonstar社のコラボレーションモデルを副賞として授与していただきました。おめでとうございます。

 

 

優秀賞の菊池君と横田さん。【60代女性ランナ−の為の、足が上がらなくても走ることのできるシューズ】

ホノルルマラソンは幅広い参加者が特徴であるが故に、運動能力・筋力の高くない年齢層の人でも怪我のしにくい走り方をサポートする機能が搭載されたユニークなランニングシューズです。

 

優秀賞のユ君と斎藤さん。【より軽く、より美しく走ることのできるランニングシューズ】

意識高めの20代女性の為のランニングシューズ。何層にも重なってできたミッドソールにはそれぞれ無数の穴が開いており、走る際の通気性を良くしています。気温の高いハワイ・ホノルルという開催地ならではの問題点を、幾度の実験・検証から導き出したデザインで解決しています。

 

 

今回のプロジェクトでは、ホノルルマラソンという大勢のランナーの中からターゲットを限定し、そのターゲットに向けた適切なシューズをいかに提供できるのかを考えました。これは製品を作る企業においては欠かせない仕事であり、またその製品・商品に特長と優位性を持たせそのメリットをお客様へ伝えていくという、大変実践的なシューズ開発を経験できたことと思います。

ただ作るだけではなく、「誰に」「何を」作るのか。どんな靴作りにも重要なことを学習できたのではないでしょうか。

 

ご協力いただいたデサントジャパンの皆様には良い機会を提供いただき、大変感謝しています。

シューメーカーマスターコースの学生達はお疲れ様でした。

川島