ADJ3甲府学外研修旅行

アドバンスドジュエリー3年生が、山梨県甲府市へ研修へ行きました。
甲府は、ジュエリーの地場産業が盛んな町として有名で、今回の研修は宝石研磨の可能性として
「素材」「職人技」を知る目的として甲府の会社を訪問見学してきました。
行き先は「株式会社シミズ貴石」、「株式会社古屋」、「山梨県立ジュエリーミュージアム」の3ヶ所。
「株式会社 シミズ貴石」様 訪問
(株)シミズ貴石様は、原石に様々なカットを施す会社です。
特に清水専務は、180面で構成された「桔梗カット」を治具などを使わず手の感覚だけで行える職人さんでもあります。
専務様自ら学生の前で宝石のカットの実演を見せてくださいました。

ゴツゴツした原石をわずか10分程度で輝きを放つ宝石に変身させる神の手に圧巻です。

また、(株)シミズ貴石様では来年度4年生に進級した後の課題で使用する原石を各々が吟味し、購入しました。

昨年も現ADJ4年生たちが同じように原石を購入し、4年次に原石を自ら研磨し、世界に唯一つのオリジナルイヤリングを制作しました。
先日、マテリアルズライブラリーで展示した様子です。

現4年生の作品たちを2点紹介します。
2名とも種類の違う石を張り合わせた後に研磨して、市場ではあまり見かけない新しい石の表情を表現しています。

ADJ4 岩崎 久美子
タイトル「Brain patterns あるいは Cool and Active」

「計算・言葉・記憶などを担う左脳、創造性・喜怒哀楽といった感情を担う右脳。
そんな脳の働きと人々の分類とをイメージする色で円グラフに。」

素材:オニキス、クォーツ、ラピスラズリ、アゲート、シルバー

 

 

ADJ4 小野 槙子
タイトル「inseparable relationship」

「ピアスという対になるアイテムから「切っても切れない関係」をコンセプトに、
ネコとネズミの因縁の腐れ縁をピアスに落とし込んだ。」

素材:アゲート、マラカイト、クォーツ、スギライト、カルセドニー、オニキス、スノーフレークオプシディアン、シルバー

「山梨ジュエリーミュージアム」訪問
山梨は江戸時代より上質の水晶が採掘されたことから、世界的にも珍しいジュエリーの「集積産地」として発展してきました。
山梨のジュエリーの歴史を知ることは、日本のジュエリーの歴史を知ることとなります。

株式会社 古屋」様 訪問
ストーンカメオ専門の会社で、運営するストーンカメオのミュージアムを見学しました。
ストーンカメオとは、瑪瑙(めのう)などの宝石にレリーフ状に施された彫刻のことで、硬い石に緻密かつ精密に彫るために相当な技術と表現力、時間が要求されます。
ミュージアムの所蔵作品は、博物館レベルでこれ以上の質と量を一同に拝見できるところは日本にはありません。

甲府といえばの「ほうとう」を秋晴れの山々に囲まれた空気の中で食しました。

ADJ4年に進級し、今回の研修で得たことを今後の作品制作に活かせるよう努力して欲しいと思います。

米田(tagaya)