大阪校WMコース研修報告 Vol.2

スウォッチグループジャパン(株)カスタマーサービス見学

今回見学させていただいたカスタマーサービスでは、送られてきた時計の見積もりから修理までを行っています。

1本の時計修理を1人の技術者が行うのではなく見積もりや研磨、部品管理、クオリティーコントロール、アドミニストレーションなど多くの部署の方が関わり修理が完了します。

販売の時計とは違い、ユーザーから預かっている時計であり、ある意味で世界に1本しかない時計であると感じました。

修理作業では何かの記念に購入した物や、形見の品という思い入れの深い修理品も多く失敗の許されない正確な作業が求められます。

各部署での責任を持った作業により完成を待つユーザーに向けて高度な修理が行われていました。

~修理の流れ~

見積もりでは、時計の不具合を見た目や手に伝わる感触から判断し、修理の内容や交換の必要な部品を決定します。

修理が始まると時計は外装部品と内装部品に分解されます。

分解された外装部品は研磨されキズ取りの作業が行われます。

研磨の作業では、元の形を崩すことのないように慎重な作業が行われていました。時計にはステンレスやゴールド、プラチナなど多種の素材が使われているため、素材に合わせた磨きの極意を教えていただきました。

ムーブメントの修理では、メーカー独自の専用工具や最新設備を使用していて、すばらしい作業環境でした。

技術者の方の無駄のない動きや整理された作業机など、最前線の現場の空気を肌で感じることができました。

最後は、学生と技術者の方との懇談の場を設けていただきました。

事前に準備していた質問や、見学を通して浮かんだ疑問にも丁寧に答えていただきました。

技術者として働く意義や作業での失敗、やりがいなど実際に働く方からの声を聴くことで、学生にとって今後の目標や自分がすべきことの再確認の場になったと思います。

また、時計の業界で働く上で大切なことは技術力だけでなく、コミュニケーションの力やチャレンジ精神、効率や生産性など心に響くお話もしていただきました。

カスタマーサービスの見学を通して、たくさんの修理品がユーザーにとっては、大切な1本の時計であるという意識や、受付から出荷までの中で各部署でのチームワークや作業に対する責任感と高い意識がより良いサービスにつながっていると感じました。

スウォッチグループの皆さまありがとうございました。

kobayashi(kobayashi)