INST CREATIVITY CAMP – KIZASHI – レポート

7/24(火)〜27(金)にかけて、インスティチュートコースは研修施設那須roundを拠点とした栃木県全域に広がる伝統工芸の工房を対象としたワークショップを行ってきました。

栃木県は江戸時代初期に日光東照宮造営のため、全国から腕の立つ職人たちが日光に集められ、その後、栃木県一帯に優れた伝統工芸品が多く生まれたと言われています。
このワークショップは、その地域で発展してきた技術やその土地ならではの素材と、その土地で働く職人たちへのリサーチ&インタビューを行いながら、未来の工芸のあり方「- 兆し -」について考えるワークショップです。

ワークショップにはINST学生をはじめ、参加を呼びかけて集まった3名の他コースの学生も参加しました。

講師はベルギー/アントワープ王立芸術大学ジュエリー&金工科で教鞭を執られている教授Nedda El-Asmer / ネダ・エル・アスマー氏。

1日目:工房訪問&インタビュー
初日に学生たちは事前にアポイントを取っていた栃木県の工房を訪問し、
工房の見学とインタビューを行ってきました。

学生グループ訪問工房
上段左より:篠竹工房・日光掘・杉線香・鹿沼組子・宮染め・竹工芸

研修施設に戻り、訪れた工房の現状や問題点をまとめ、未来に向けて何ができるのかを検討します。

2日目:ワーク
それぞれのグループで出したアイデアを具体的なプランに練って行きます。

3日目:職人さんを迎えての中間プレゼンテーション
今年度は栃木県伝統工芸工房の職人さんが研修施設にプレゼンのコメンテーターとして来場!
3名の職人さんの前で中間プレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーションにお越しいただいた職人さん3名
左から、篠竹工芸士/齋藤さま、指物工芸士/黒崎さま、竹工芸士/佐川さま

職人さんたちのコメントを元にアイデア、デザイン案を修正、追加して行きます。

4日目:県庁の方を迎えての最終プレゼンテーション
最終日は栃木県県庁工業振興課の丹野さまを迎えての最終プレゼンテーション。

左:栃木県県庁工業振興課 丹野さま

全てのグループの発表・提案に的を得た的確なご意見をいただきました。
具体的にすぐにでも進められるプランもあり、今後これらのアイデアが実際に栃木県工芸の兆しになる可能性も!
短い期間はありましたが、実現可能なデザイン提案を目指したネダ先生のワークショップ。
職人や県庁の方々にわざわざお越しいただき、貴重なご意見がいただきました。
学生たちのアイデア(クリエーション)と社会とを繋げる活動の第1歩しては十分なスタートとなりました。
みなさんお疲れ様でした。

*このワークショップの発展としてINSTでは9月より、個々のクリエーションを社会と繋げる「UNITED STATES OF JAPAN」という課題に取り組んで行きます。こちらの様子もstewにアップしますので、お楽しみに。

齋藤(tasaka)