OSAKA WM skill up seminar – Report -

大阪校、ウォッチメーカーコースでは、オリジナルパーツの製作を通して、

時計製作の歴史に触れることができる

ブルースチールの針裏押さえの製作」ゼミを行いました。

 

ブルースチールの針製作では炭素鋼を素材として使用し、オリジナルの針をつくりました。

炭素鋼を自由な形で切り抜き、ヤスリ等を使用し整えていきます。

 

アルコールランプで加熱します。

 

針に現れるブルーは塗装ではなく、火を使った熱処理による酸化被膜の色となっています。

 

裏押さえ製作の「裏押さえ」とは、時計のムーブメントパーツです。

パーツの中でも破損することが多いところです。

アンティーク時計などの場合、交換部品を入手するのが困難なことも多いため、別作します。

今回は、教材で使用しているETA6497-1のムーブメントを使用し製作を行いました。

素材は針と同じ炭素鋼を使用しています。

決められた位置に穴あけをします。

 

ケガキに合わせて糸鋸で切り抜きます。

 

バーナーで焼き入れをし、アルコールランプで焼き戻しを行います。

 

熱処理を行うことで素材にバネ性が生まれパーツとして機能します。

 

裏押さえはムーブメントのパーツなのでカスタムできる範囲は限られますが、

学生はその中でオリジナルの形をつくっています。

古くから伝わる針や裏押さえの製作方法を学び、その中でそれぞれのアイデアを表現しました。

もちろん、オリジナルの形での製作ですが、その中で穴の位置や大きさ、裏押さえ製作では

しっかりと機能するかなど細かいチェックをしながら作業を進めています。

 

  限られた時間の中で集中し作業をしています。

 

☆それでは 参加した学生の製作した作品をご覧ください。

このゼミでは製作を通して修理、修復につながる技法を学ぶことで、技術の幅も広げることができ、

多くの素晴らしい作品を完成させることができました。

小林(KOBAYASHI)