カガリユウスケ個展 ”UNDER CONSTRUCTION”

EXHIBITION REPORT41は昨日まで3331 Arts Chiyodaで開催されたカバン作家カガリユウスケ氏の個展をレポートする。常に斬新な視点と表現でカバンの概念を覆して来た同氏の今回のテーマは “UNDER CONSTRUCTION”(工事現場)。

これまでの取り組みにさらなる発展型の面白い表現がたくさんお目見えした。


会場内はまさに工事現場を再現したような無機質なインスタレーションになっていた。

 

今回の新作の数々を紹介しよう。

工事現場の人たちが腰につけたツールポーチからイメージしたカバン。


着脱可能な様々な用途のホルダーたち。ペットボトルホルダー、キーホルダー、ライターホルダー、スマホホルダーなど。


これまでのレザーに外壁塗装をした素材と氏が撮影した写真をキャンバスにプリントした素材をコンビにしたトートバッグ。


工事現場に欠かせないバケツを革を使ってカバンに。逆さに使って照明の傘に。


完全防水の防炎シートとレザーをコンビにしたリュック。この大きさにして、極めて軽い仕上がりとなっていた。


コロッとした木型を使ったジップアップシューズ(本校シューメーカーコース3期生の小滝優さん制作)。


塩ビの波板の間にプリント生地を樹脂でサンドイッチした絵画?


工事現場で良く見かけるランプをひとまとめにした巨大照明。


アパレルブランド”アンリ・アレジ”でパターンナーをされていた方との初コラボレーション。


シルバーでコンクリートの瓦礫を再現したオブジェ(一面だけ綺麗な鏡面に仕上げられている)。


新作コートを纏ったカガリ氏。

 

カガリ氏の工事現場に対する強い好奇心が全面に出た、素晴らしい展示会だった。オリジナリティーと実用性、アートピースと商品の狭間を自由に行き来する同氏の活躍にこれからも目が離せない。

 

NAGAO(nagao)