サイクルモード2017 報告

11月3日〜5日の3日間、幕張メッセで開催された「サイクルモードインターナショナル2017」にTCD3年生が出展参加してきました。

今年も社会的なテーマを題材にオリジナル自転車を考案・制作。6月から10月まで長期間のプロジェクトとして進めてきました。

今年のテーマは「NEW AGING」。

医療や文化の発展により、以前よりも健康で行動的なシニア層。その年齢層を「NEW AGING」と改称し、新しい自転車を生み出して生涯の旅を推奨するプロジェクトです。

バッグブランド「FREITAG フライターグ」との共同企画です。

バッグ+自転車の新提案。どのような自転車が出来上がったのでしょうか。1台ずつ紹介していきます!

5つのタイプの自転車を発表しました。

 

1台目「バードウォッチャーのための自転車」

NEW AGING層は趣味にお金と時間をかける事ができる方が多く、また行動的な趣味を持たれている方も多数います。バードウォッチングを趣味とする方が多い層でもあります。この自転車の特徴は、ゆったりと座る事ができるイスが搭載されていることです。

悪路でも安全に走行できるように3輪にしており、前輪は左右が独立して動く仕組みに設計しています。この設計は全てオリジナルで考案されており、展示会場でも大きな話題になりました。

イス後部にはリュックサックのベルトストラップを掛けられるステーを設置。走行中も落下を防いでくれます。乗り心地はとても快適!MTBのような走行性を実現しています。

 

2台目「飛行機の客室機内に持ち運べる自転車」

定年後に旅行へ足を運ぶ機会が増えるNEW AGING層。旅行先へ自転車を持っていく事を検討する方もいらっしゃいます。しかし、飛行機で自転車を運搬するのは一苦労。持ち運ぶのも重くて大変です。

そこで、機内持ち込みができるサイズであるフライターグのリュックサックにすっぽり収まる自転車を設計し、制作しました。重さは約7kg。背負えば女性でも問題なく運べる重さに仕上がっています。「分解」する事で実現した超コンパクトバイク。誰でも簡単に組み立てられる構造にする事に頭を抱えた1台です。

 

3台目「トレッキングコースで活躍する自転車」

トレッキングはNEW AGING層に人気のあるスポーツの1つです。そこで、自転車+トレッキングをテーマにアイデア出しをスタート。この自転車は、トレッキングをする際には背負子(トレーラー)に変身します。

山道でも林道でもこの自転車があれば重い荷物を安心して運ぶ事ができる仕様になっています。注目点は、変身するその仕組み。

ヘッドパーツを駆使してフレームが大きく変形します。その様がとてもユニークです。クイック一つで切り替えられるのも楽でいいですね。フライターグのバッグがきっちりと搭載できるリアキャリアも注目ポイントです!

 

4台目「NEW AGING層のためのタンデム自転車」

夫婦2人での時間が多くなる定年後。2人で楽しめる趣味を作っていく絶好の機会でもあります。この自転車は、そんな夫婦に適した仕様のタンデムバイクです。従来のタンデムバイクととの違いはフレーム構造です。

後者が乗る部分は跨ぎやすいようにデザイニング。足腰が悪くなりスポーツバイクに乗りにくい身体の方も楽に乗車できるフレームに仕上げています。また、トラス構造により強度もアップさせています。趣味を2人で楽しむ人生は、夫婦生活に豊かな時間を与えてくれることでしょう。

 

5台目「スポーツジムに通うためのシティサイクル」

現在、スポーツジムではNEW AGING層が大きなターゲットになっています。通われている方は近所のジムまで自転車を利用している方が多いです。スポーツバイクで通いたいと思っているのですが乗車姿勢や跨ぎにくいフレーム構造上、敬遠されてしまうケースがあります。その悩みを解消してくれるのがこの自転車です。

跨ぎやすさを徹底的に追求したC型フレームを新提案。スポーティーさを残しながらも乗車しやすい設計です。肉厚パイプを採用する事により、見た目以上の強度があるフレームに仕上がっています。フライターグのバッグに着替えを入れて、この自転車で街中を駆け巡って欲しいという思いを込めて制作されています。

 

開催当日は大賑わい。リピーターのお客様が多く、楽しんで見てくれているのが印象的でした。

未来を想像する自転車制作は学校の責務だと思っています。実用性はまだまだこれからかもしれませんが、常に可能性を追って進んでいく姿勢は変えずに行きます!

我々の視野の捉え方に価値を感じていただければ幸いです。

 

最後に、3年生のみなさん。よく頑張りました。

可能性をカタチにしたその努力に自信と誇りを持ってください。

次は2月の卒業制作展ですね。楽しみにしています!

 

Masao Takahashi