Gallery MARZEE「世界の卒業制作展」レポート

インスティチュートコース(以下、INST)青木愛実です。

 

8月20日、21日にオランダのギャラリーマゼーで行われた、

世界の卒業制作展のオープニングとシンポジウムに参加して来ました!

その様子をレポートします!

 

ギャラリーマゼーとはオランダのナイメーヘンにある、世界最大のコンテンポラリージュエリー専門のギャラリーで、

数々の有名なコンテンポラリージュエリー作家の作品が多く展示されています。

 

 

ギャラリーマゼーでは毎年、世界中の優秀な卒業制作を集めて「世界の卒業制作展」を開催しています。

今年は世界各国から40校あまり参加しており、日本からは本校のみが参加しています。

 

今年は、

青山夏子(2016INST)

INST青木愛実(ファッションアートアクセサリー専攻卒)

INST上島珠恵(ファッションアートアクセサリー専攻卒)

INST濱崎飛優(ファッションアートアクセサリー専攻卒)

INST柳瀬しずく(ファッションアートアクセサリー専攻卒)

 

5名の卒業制作が選ばれました。

 

現在INSTコースに在籍する青木愛実、上島珠恵、濱崎飛優の3名は、

8月20日の「世界の卒業制作展」のオープニングと、21日に行われた、選ばれた学生のみが参加できるシンポジウムに参加してきました。

 

20日オープニングの様子。

学生をはじめギャラリストなど年齢も国籍も様々な人で賑わっていました。(写真MARZEE公式FBより)

 

ヒコ・みづのでワークショップをしていただいたことのあるルット・ペータース氏(写真中央)や、

ベップ・ケスラー氏など世界で活躍する作家も多く訪れていました。

 

ヒコ・みづのジュエリーカレッジのスペース

 

INST卒 青山夏子

表面を覆うように開けられた無数の小さな穴から、鏡面に磨かれた内面の輝きがキラキラと覗くバングル。

 

上島珠恵

様々な色のアクリル絵の具に、絵を描く際の盛り上げ材であるメディウムを混ぜたものを薄く伸ばし、ヘラで寄せ集め、硬化させて作られたブローチ。

 

柳瀬しずく

一枚の板を打ち出して作られたバングルとリング。打ち出しの技法では失敗とされる地金のひび割れをあえてデザインに落とし込んだ作品。

 

濱崎飛優

ポリ塩化ビニルと呼ばれるカラフルなプラスチックを重ね、熱圧着し、できた塊をリューターポイントで穴を開けることによって出る、色とりどりのバリが表面を覆うブローチ。

 

青木愛実

ヒノキを柔らかくし、木の繊維が一本一本ほぐれるまで木槌で叩き、針で出来た自作の櫛でとかすことで、髪の毛のような質感を生み出したブローチ。

 

私のこの作品は「世界の卒業制作展」の中から優れた作品に送られるMARZEE PRIZEをいただきました!

 

 

世界から集められた作品たちは、どれも高い技術力と、豊かな想像力で生み出されたものばかりで、素材の使い方や発想にはとても衝撃を受けました。

 

私が惹かれた作品の一つ。

アメリカの学生による、リングやチェーンを溶かした地金で閉じ込めたネックレス。

私たちが普段何気なく行っている工程にも、作品を生み出すヒントが隠れていることを実感しました。

 

21日シンポジウムの会場。

オープニングとは打って変わって静かなギャラリー内で、学生とマゼースタッフのみで行われたシンポジウム。

正面の席にギャラリーマゼーのオーナーのMrs.Marzeeとスタッフ。向き合うように学生が座り、10分ほどのプレゼンテーションを英語で行いました。

 

シンポジウムでのプレゼンの順番の決め方が面白かったので紹介します。

最初のプレゼンターが、自分の作品のモデルを参加者の中から指名し、作品を身につけてもらった状態でプレゼンをします。

モデル役はプレゼン最中にジュエリーを見せてまわり、プレゼンが終わると、今度はモデル役がプレゼンターとなり、

新たなモデルを指名するという流れです。

人が身につけて完成するジュエリーだからこそできるプレゼン方法だと思いました。

 

★ムービー★

↑6秒ほどのムービーです。

私がモデル役となってる様子。

モデル役の間は展示されていた作品をふれることが出来るチャンス!

 

モデル役が作品を見せに回っている様子。

奥で話しているのがプレゼンターである作者。

 

上島珠恵によるプレゼンの様子。

スタッフや参加者との質疑応答もありました。

 

濱崎飛優のプレゼンの様子。

モデル役はイギリスのグラスゴーで学ぶ日本の方。

 

慣れない英語でのプレゼンに不安を抱え挑んだシンポジウムでしたが、皆さんとても真剣に話しを聞いてくださり、合間に作品を見せ合ったりと充実な時間を過ごすことができました。

 

自分の作品を自分の言葉で、しかも英語で多くの人に向けて説明するという機会は、なかなかできることではないので貴重な体験でした。

 

ギャラリーマゼーのスタッフ手作りのスープ。ギャラリーの裏手にある川を見ながら、参加者とランチ。

 

 

私は二年生の時に参加した海外研修旅行でマゼーを訪れ、展示されていた先輩の作品に強く憧れたのを覚えています。

 

マゼーは、自分の価値観や意識がガラリと変わってしまうほどの作品があるとても素敵なギャラリーです。

 

今年の海外研修でもオランダは訪問するそうなので、自由時間などを使って是非マゼーを訪問してみてください。

 

おすすめです!

 

ギャラリーマゼーでたくさんの驚きや発見、自分の中に眠っている想像力を掘り起こすきっかけを見つけてみてはいかがでしょうか?

 

青木 愛実

 

齋藤(Fukumoto