EXHIBITION REPORT vol.31  rooms EXPERIENCE 35

EXHIBITION REPORT vol.31は先日開催されたroomsについてのレポート。

会場を代々木体育館から五反田TOCビル13階に移して初めての開催。ファッションとアート、デザインの合同展“rooms”は今回で35回目を迎え、名称をrooms EXPERIENCEと新しく生まれ変わった。今回のテーマは”深海”。まだ見ぬ新しい生物(ブランド)を探すというイメージでコンパクトになった空間を迷路のように歩いて、500余りのブランドと遭遇する。出展数は減ったものの、見応えのするブランドが残った感があった。ビルの13Fということで、窓からの採光が開放感と軽快感を与える会場は、代々木体育館とは対照的な印象を受けた。

エントランスのインスタレーション

 

今回もEXHIBITORの中には数名の卒業生や在校生のブースも見受けられた。その中のいくつかを紹介しよう。

花本由紀子さん(インスティチュートコース特別研究生)DEER HORN JEWELRYは三重県で獣害対策で処分された鹿の角の使い道に苦慮していた猟師からそれらを買取り、鉱物のような形に削りだし、それらを組み合わせて作る。神の遣いである鹿の角を使うことで自然の恵への敬愛を込めた神聖なジュエリーシリーズを展開した。この商品は、今回のイベントで“亀山(H.P.FRANCE専務取締役)アワード”の栄冠に輝いた。亀山氏曰く、「コンセプト、素材、デザインより今後の可能性を感じた。」と評価している。


祝!!! 亀山アワード受賞

 

青木愛美さん(インスティチュートコース)は卒業制作展で学校賞を受賞した作品の新作を商品展開して出展。
上島珠江さん(インスティチュートコース)も卒業制作展の作品の新作を商品化しアイテム展開していた。
濱崎飛優さん(インスティチュートコース)はパールに塗装を施したロングネックレスのシリーズを展開。


ファッションアクセサリーコースの日影かおんさん、JWF1-3早川小夜さんも先輩のブースでお手伝い。早い段階からこのようなイベントに参加するのは、今後の学業にも活かせる良い機会になったと思う。

 

キャリアスクール卒業後、変わったカットの石を使ってオーダージュエリーを製作するブランドSHELBYの廣瀬 紋さん。一つ一つの石の個性を大切に、お客様と作り上げていくことに楽しみを見出しているとのこと。


原石からのカットオーダーもしており、加工は山梨の企業とタイアップで行なっている。

 

肥田安世さん(インスティチュートコース卒)独自の世界観で数多くの展示会を行っている彼女の今回の商品は塩ビを使った自由に繋げて楽しめるジュエリーパーツのキットをメインに販売。

 

バッグコース卒の松本 昇さん(左)のブランドTOHKOTO。これまで企業で培った技術を活かしてオリジナリティーを感じるバッグを展開。一際目を聞いたのが、靴底に使われるベンズという強靭な革を積み上げて作られた、ぽっくりと下駄。
日常使いには、解決しなければならない重さの問題があるが、興味深いトライアルである。

 

新たなスタートを切ったrooms。出展者数は減ったものの、厳選された感じは強まった。今後の発展を楽しみにするとともに、卒業生のさらなる活躍を期待したい。

永尾(nagao)