YAHAGI BEST HIT SELECTION -Report-

大阪校も今年で10年目を迎えました。

そこで今回は特別企画として矢作先生が独自の視点で選ぶ12点の歴代卒業制作作品を

ギャラリー&ラボ dripにて展示いたしました。

異素材、モチーフ、コンセプト、ギミック、集合体。ゆるい。など、各ジャンル様々な年代から

矢作先生の心に残った個性が光る作品を選出。

 

いくつか作品ご紹介いたします。

↑安田 亮さん(2013年度大阪校研修生修了)

矢作先生コメント:まさに3年間で学んだ技術力と努力があってこその作品です。

これだけの石の数を留めるのは至難の技です。時間も相当かかっています。

しかし、技術力、努力のみが選んだ理由ではありません。やはり突出した特徴は、メインとなる中石です。

…いやいや、石は入ってないんです。光の反射の錯覚から膨らんでみえています。

これだけの装飾と強いデザインにするということはメインとなる中石は、それ以上に華やかな色や強い輝き

を求めます。これは何も無いどころか、凹んでます(笑)全く傷の無い仕上でシルバーを鏡面にしています。

皿状に凹ませることで光の立体が浮かび上がる。

これだけの装飾に負けない 光だけを留めている作品です。

シンプルな表現でも良いとは思いますが、石を敷き詰めた強いデザインのハイジュエリーにしたからこそ中心

の凹んだ曲面の面白さが強く伝わってきます。技術力があってこその技です。

↑戒能 幸枝さん(2010年度卒業)

矢作先生コメント:異素材(卵の殻)という枠でセレクトしました。

金属を主とするならば異素材で多いのはプラスチックや布、木材、ガラス、紙などがあげられます。

それらにはある程度、確立された技術があり、加工性や身につける為の強度も保たれています。

この作品は、作り出すための確立した技術方法は少なく、強度、加工性、どれを取っても乏しい素材です。

しかしコンセプトからこの素材を使うことを重要としました。

強度を保つには?…どうやって切る?…中に色を塗るには?…etc

彼女にしか出来ない技術として確立していくわけです。

弱々しく不安定だが生命の力強さを感じさせるフォルムが美しい。

卵の持つ、殻を破り産まれるという特徴をデザインとコンセプトに連動させ、美しく殻が破られるデザインを

透かしで表現し、中から発色が産まれる様を表現しています。

 

↑山田 裕子さん(2012年度卒業)

矢作先生コメント:仕掛けがあるものとして選びました。こういった作品はトリックを大胆に見せるのが

一つの魅力ですがこの作品は仕掛けがあるように感じさせない所が選んだ理由です。

コンセプトとして作品の魅力が伝わってきます。角度を変えることで、万華鏡のように映し出されるだけ

なら選んでないような気がします。

そこに重きを置くと私は気持ちが半減します。

植物をモチーフとした金の芽が光を受けることで最後は一面が森になっていくという表現に魅力を感じました。

自分だけのオリジナルの技術、表現方法がやはり目を引きます。

 

 

様々な年代の卒業生達も展示を見に学校に訪れてくれました。

 

また、期間中に特別企画として、ゆっくりと本格ドリップコーヒーを飲みながら矢作先生の作品の解説を聞くイベント

「YAHAGI COFFEE」も同時開催。

 

オリジナルヒラメキブレンド「インスピレーション」と名付けた、本格ハンドドリップコーヒーを実演。

 

「インスピレーション」とは

コーヒー豆の中でも特に脳を活性化する豆とα波を多く出す豆を使用した矢作先生オリジナルのブレンド。

展示された作品群から何かを感じ取り、自分のフィルターを通して最高の一滴(アイデア)を

抽出(ドリップ)してもらえればという願いを込めて配合しました。

午後のデザイン出しや制作授業にヒラメキや集中力が少しでもプラスされたことと思います。

 

yahagi(kitayama)