香港 ウォッチ&クロック/ジュエリーデザイナーWORKSHOP Vol.2

第2弾はジュエリーのワークショップをレポートします。

ジュエリーワークショップでは、講師にジュエリー科の池谷飛鳥先生を迎えて3月25日~29日に開講されました。ウォッチワークショップ同様、受講生は上記のコンテストでの優勝者、1位、2位の3人で、香港で現職のデザイナーです。

 

手前左から池谷先生通訳Jessieさん島崎先生 後ろ左からSharonさんYokoさんSandyさん

 

今年のワークショップの課題は「香港と日本で同時発売することを想定したジュエリーのデザイン・提案」で、ターゲットは日本と香港の20代後半〜40代前半の女性。それぞれの国のターゲットを分析し、共通点を見つけてそこにどのようにアプローチする商品をデザインするか?というところが一番のポイント。日本のターゲットやトレンドのジュエリーをリサーチしに、新宿伊勢丹や学校近辺や東トーキョーエリアなどへ行きました。

リサーチの後は、企画・立案・デザイン展開をし、5日目に発表会を行いました。

 

プレゼンテーション前はデザイナーの皆さんも念入りにリハーサルを行っています。

 

お互いにプレゼンを練習しあったり

 

通訳さんとの打ち合わせも念入りに行っていました。

 

 

 

Sandyさんは香水をモチーフにデザイン。Sandyさんはジュエリーをデザインする時、ジュエリーだけではなくファッションと合わせることを必ず意識するそうです。「香水は選ぶ香りによってその人の好み、性格をはじめとした個性を感じられるアイテムです。洋服には色が使われることが多いので、洋服と合わせた時にお互い引き立て合うようプラチナ、ダイヤを使い、あえて色味のない素材を選択しました。」

講師の池谷先生からは、香水瓶のフォルムの美しさやチェーンの一部にデザインが施されている所を評価し、日本人の女性の好みがよくリサーチされていると講評されました。

 

Sharonさんは妊娠・出産・成長をテーマにデザイン。真珠貝の中で赤ちゃんのように成長していくパールを象徴としてデザインに落とし込みました。その中でも香港と日本で好まれているバロックパールを取り入れています。

 

Yokoさんは香港と日本の女性のリサーチ結果から、香港の女性の好むシンプルなデザイン(左)と日本の女性の好むガーリーなデザイン(右)を取り入れました。使い方は2WAYで、中央の絵のように1つに合わせる着け方と、2つに離した着け方の両方を楽しめるデザインです。

 

香港のデザイナーの方々にとって、ターゲット分析・コラージュ・コンセプトの決定・デザイン展開という普段授業で私たちが行っているプロセスは、新鮮であり難しいといいます。香港とは違うプロセスでデザインを生み出していくことは、日本で研修する大きな意味であり今後のデザイナー人生における貴重な経験となった。とコメントされていました。

香港貿易発展局主催のワークショップは引き続き来年も開催予定です。香港のデザイナーの皆さんがモチベーション高くこのワークショップに参加していただけるよう協力していきたいと思います。