HIKO×世界長ユニオン㈱ 【SH2/SHM2学外研修報告】

【SH2/SHM2学外研修報告】

シューメーカーマスターコース2年 シューメーカーコース2年の学外研修について紹介します。

目的は機械生産の工程を理解すること、製作現場で使用されている機械の名称と機能を知ることです。
授業ではすべて手作りで靴を制作していますが、世の中に流通している靴はそのほとんどが機械生産されています。

使用されている機械や生産の様子について、課題では知る機会がないため、今後業界で働く上で必要な基礎知識を
身につける為の学外研修です。

今回、見学させて頂いたのは世界長ユニオン(株) 鎌ヶ谷工場。
世界長ユニオン(株)では主に、百貨店、有名ショップ向けに履き心地が優れるグッドイヤーウェルテッド製法や
ボロネーゼ製法の靴、高い技術力が必要な、ハンドソーンウェルテッド製法や手縫いモカを用いた高級紳士靴を
製造している日本を代表するメーカーです。

靴を製造する機械の中でも最も代表的なのはトウラスターと言われる前足部を吊り込む機械です。

学生は、確認をしながら数十分の時間をかけて前足部を吊り込みますが、機械では1分程で終了します。
そのスピードと美しさに学生は言葉を失っていました。その他、出し縫い機やマッケイ機など授業で話しを
聞いていただけの機械に学生は興味津々でした。

ビデオや写真で機械生産について説明することも出来ますが、
自分の目で現場を見ること、工場の音やにおい、振動を実際に体感することで
学生はより深く機械生産について理解をしているようでした。


靴を工場で生産する場合、一つの工程に一人の担当がつきます。

底面をきれいにする人、底面の側面にインクを塗る人、つま先のみにツヤを出す人、靴ひもを通す人、
靴を箱詰めする人などなど靴を生産するのに30の工程があれば30名の職人が靴づくりに携わります。
靴制作に多くに人件費が必要となる理由、靴の生産が海外にシフトしてしまっている理由を肌で感じました。

鎌ヶ谷工場では、トルエンの入っていない害の少ない接着剤の使用、整理整頓、通路に物を置かないなどを徹底し、
働きやすい環境づくりに力を入れており、学生は機械生産の理解とともに、世界長ユニオン(株)の技術力の高さ、
高品質な靴づくりを行える理由を知ることの出来た大変有意義な学外研修となりました。